【Samba】REGZA で使える LAN ハードディスクを用意しようと頑張ってみる

いままで USB 接続した外付けHDD に録画していたのですが、せっかくのサーバなので LAN ハードディスクを用意してそちらに保存させるようにしようと Let's Try!!

新しく domain を作成する

LAN サーバ用に新しく domainU を作成しました。間違いなく不足すると思いますが、500G を割り当てて作りました。
仮想環境はいろいろ実験しやすくて便利だなーとしみじみ。

Samba をインストール

おなじみ Samba さんをインストールします。

$ sudo aptitude install samba

/etc/samba/smb.conf

REGZA から参照する共有の設定を記述します。
share は共有用に作成したアカウントです。

[REGZA-REC]
   comment = REGZA REC
   path = /home/share/REGZA
   browseable = yes
   read only = no
   guest ok = no
   create mask = 0644
   directory mask = 0755
   valid users = @share
   force group = share

REGZA から登録する

REGZA から LAN ハードディスクとして設定します。

[設定メニュー] -> [レグザリンク設定] -> [LAN ハードディスク設定] -> [機器の登録]を開きます。
レグザは、指定のユーザアカウントを使ってアクセス可能な機器を一覧表示しますので、まずはユーザ設定をします。

REGZA Z1 だと、[青]ボタンで [ユーザ切り替え]ができるので、そこで開くダイアログにユーザ名とパスワードを設定します。
今回だと、ユーザ名: share です。パスワードは smbpasswd で設定したものを。

正しく設定できると、"REGZA-REC(マシンのホスト名)"が一覧に表示されますので、これを登録します。

REGZA からテストする

[設定メニュー] -> [レグザリンク設定] -> [LAN ハードディスク設定] -> [動作テスト] を開いて、登録した
LAN ハードディスクをテストします。

なぜかうまくいかない…

ここまでの設定では、うまくいきませんでした。なぜだ…

Google 先生に頼んでいろいろ見て回った結果、以下の設定ならうまくいきました。

guest ok な設定にする

まず、パスワードが設定されてるのはだめなんだよー、なものが多かったので、
ストアカウントで読み書き可能な共有設定をがんばってみました。

[global]
    --- (略) ---
    null passwords = yes
    guest account = nobody
    map to guest = Bad User
    create mask = 0666
    force user = nobody
    force group = nogroup
    directory mask = 0777
    unix extensions = no

[REGZA]
    path = /var/samba/regza
    read only = no
    guest ok = yes
    writable = yes
    browsable = yes

この設定にすると、録画できるようになりました。
でも、REGZA にはきちんとユーザ設定する方法があるのに、録画できないのが
納得いかないので、この設定を元に先の設定を修正してみます。

unix extensions = no

上記設定からいくつかピックアップして設定していったところ、
以下の設定をするといけるようになりました。

[global]
    unix extensions = no

この設定の意味なのですが、

この真偽値パラメータは、Samba が HP 社によって定義された CIFS の UNIX拡張を利用するかどうかを制御する。 これらの拡張は、UNIX クライアントから UNIX サーバに対して接続する際に有用な CIFS を有効にし、 シンボリックリンクやハードリンクなどを利用可能にする。 これらの拡張により、Samba は UNIX の CIFS クライアントに対して、シンボ リックリンクやハードリンクといった機能を提供することが可能となる。これらの拡張は、同様の機能が有効になったクライアントを必要とし、現在のところ、Windows クライアントには使用できない。

ふむ、どうもこの値が有効だといかんようなのですが、見る限り”利用可能”にするので
あって、有効にしていても REGZA が使おうとしないかぎりは YES でも NO でも同じことなのでは?
と思うのは間違いなのだろう、よくわからないけど。

きちんとした説明が欲しいところですが、こんなときは解説してくれているサイトをさがすに限ります。

ふむ、やっぱりわからない。
また今度調べてみることにします。

最終的な設定は?

最終的には、以下のような設定に落ち着きました。

[global]
   --- 省略 ---
   unix extensions = no

[REGZA-REC]
   comment = REGZA REC
   path = /home/share/REGZA
   browseable = yes
   read only = no
   guest ok = no
   create mask = 0644
   directory mask = 0755
   valid users = @share
   force group = share